8日は二十四節気の白露。大気が冷え、草花に朝露がつくころとされる。7日の愛媛県内は15観測地点全てで最高気温が平年を下回り、西条では平年より6.6度低い22.7度と10月中旬並みになった。
松山市堀之内の城山公園では、少しずつ黄色に変わり始めたイチョウの葉の間からギンナンがのぞき、秋の気配を漂わせている。7日朝は通勤通学者らが頭上の実を眺め、雲の切れ間から時折見える青空とのコントラストを楽しんでいた。毎朝散歩に訪れるという同市泉町の男性(77)は「こんなに実っているとは気付かなかった。少しずつ秋が近づいていると感じる」と見つめていた。